有価物TO廃棄物
「使用済みの物をお金で取引すれば、それはもう廃棄物(ゴミ)ではなくて、有価物になる」と考える人がいますが、それだけで「これは有価取引だから廃棄物ではない」と決めるのは危険だという話です。なぜなら、ただお金を払って取引するだけでは、必ずしもその物が有価物になるわけではないからでく、物が本当に誰かにとって価値があるものなのか、取引した人がその物をどう使うのか、いろいろなことを総合的に考えないといけません。
実際、過去には「有価物」に見せかけて実は廃棄物を不正に処理している業者もいました。例えば、「使用品をお金で買い取ります」と言って、実は裏で高い費用を請求したりして、法律を逃れようとする手口です。だから、物が本当に有価物かどうかを判断するには、金銭だけでなく、さまざまな情報を見て総合的に判断することが必要となります。