人生は転機の連続である

こんにちは、あおぞら代表のしょうごです。今日は転機のことを書きたいと思います。

人生は転機(トランジション)の連続。例えば、結婚や離婚、就職に退職、人生に影響を与える転機は数多く存在すると思いませんか?

このような転機について、シュロスバーグは三つに分類しました。①予測していた転機(入学、卒業など)、②予期していなかった転機(事故、病気など)、③期待していたものが起こらなかった転機(昇進など)です。さらに、これらを乗り越える術として、次の4つのモデルを提唱しています。①状況(Situation)、②自己(Self)、③支援(Support)、④戦略(Strategy)です。これらの資源をうまく活用し、乗り越えていくというものです。

またブリッジズは、人生の転機を活かすために「第一段階(終焉)~第二段階(中立圏)~第三段階(開始)」という考え方を示しています。

まず第一段階:終焉(何かが終わるとき)です。これは、これまで慣れ親しんできた環境・人間関係・役割等が変化することにより、混乱や空虚感を感じる時期と言っています。「これまでの何かが終わった」と、真に受け止めることが重要だとも言っています。

続いて、第二段階:中立圏(ニュートラル・ゾーン)です。これは、内的な再方向づけの時期で、転機をどのように受け入れていくのかという問題に直面し、喪失状態・深刻な空虚感を感じる段階です。このプロセスは長く、進むべき方向がわからず、ただ立ち止まっているような感覚に陥ります。加えて、ブリッジスはニュートラル・ゾーンを乗り切るために次の6つが有効であるとしています。①1人になれる時間と場所を確保する、②記録をつける、③自叙伝を書いてみる、④本当にやりたいことを考えてみる、⑤自分の死亡記事を書いてみる、⑥通過儀礼です。さらにブリッジズは「空虚への旅であり、感受性を培うための時間」「自分自身と向き合い、徹底的に考え悩むことで、第三段階の開始に繋がる」と言っています。

そして最後に、第三段階:開始(何かが始まるとき)です。これは、中立圏(ニュートラルゾーン)を過ぎると、新たな始まりが待っていることを意味しています。この段階では、内的な抵抗が生まれることもあります。それは、安全で慣れていた環境から離れることへの恐怖心から来るものだとも言えます。何かが始まるときは、このような内的・外的両面での抵抗がおきることを理解しておくと、適切な対応ができると言っています。

人生の転機は誰にでも起こりうるものです。皆さんは、どうでしょうか?

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