「考え方」を変えれば人生も変わる??
こんにちは。あおぞら代表のしょうごです。この8年間、信じ続けてきた「考え方」を紹介したいと思います。
稲盛和夫さんの著「生き方」に書かれているものなのですが、次のような式で表されています。
【人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力】
稲盛さんは、人生や仕事の成果は、これら3つの要素の“掛け算”によって得られるものであり、決して“足し算”ではないと言っています。それは、どういうことでしょうか。能力から順に解説しましょう。
まず能力とは、才能や知能とも言い換えてもよいのですが、先天的な資産(頭の良さや身体能力など)のことです。次に熱意とは、事を成そうとする情熱や努力する姿勢のことで、自分の意志でコントロールできる後天的な要素のことです。どちらも「0点から100点まで点数がつけられますが、掛け算なので、能力が高くても熱意に乏しければ、良い結果は得られません」。逆に、能力が無くても、そのことを自覚し、人生や仕事に燃えるような情熱で取り組めば、先天的な能力に恵まれた人よりも、はるかに良い結果を得られます。これを式に当てはめてみると
【熱意(10点)×能力(90点)】=900点となりますが、【熱意(90点)×能力(30点)】であれば、2700点となります。なんと能力のない人の方が、能力のある人よりも3倍にもなる。
最後の“考え方”は、3つの要素の中で最も大事なものです。これは、いわば心のあり方や生きる姿勢です。ここで大事なのは、“考え方”にはマイナスポイントがある点です。0点以下のマイナスがある。つまり、100点からマイナス100点まであるということです。
したがって、能力と熱意に恵まれながらも“考え方”の方向が間違っている、つまりネガティブ(マイナス)な考え方なら、式が「考え方×熱意×能力」となっているため、マイナスポイントが入れば、マイナスの結果となってしまいます。これを式に当てはめてみると
【考え方(-50)×熱意(90点)×能力(90点)】のように、いくら熱意と能力が高くても、考え方がマイナスとなれば、結果もマイナスになってしまう。
この考え方の素晴らしいところは、僕のように恵まれた資質(地頭の良さや、秀でた能力など)が無くても、後天的な“熱意”と物事をプラスにとらえる“考え方”で、なんとか結果を残せるという“期待感”があるからです。
先天的なもので人生の全てが決まってしまったら、人はやる気など起こるはずもありません。この方程式が正しいか否かは別にして、大切な考え方の一つとしても、いいのではないでしょうか。