「ただ、分かってもらえる」と、人は「こころの声」を聴いていく
うまくいかない時、あなたはあなた自身の声を聴いていますか?
諸富祥彦氏は、著書「カウンセリングの技法」の中で、次のように述べています。
人は、ひとりでは、なかなか自分自身の内側に、素直に丁寧に向き合うことができません。「こんなじゃダメだ」と、自分自身に何かを言い聞かせようとし、自分自身を変えようとします。しかし、そのように自分自身と関わっている間は、人生が変わり始めることはありません。
一方、自分の気持ちを分かろうとして話を聴いてくれると人と一緒にいると、人はだんだんと素直に向き合うことができるようになっていきます。ひとから傾聴してもらっているうちに、自分の内側の「こころの声を」を丁寧に聴いていこうという姿勢が生まれてきます。そして、そのように「自分自身のかかわり」方が変わることで、その人の人生が変わるきっかけになっていくのです。
誰かに聴いてもらうことで、自分のこころの声に向き合えると言っています。悩んだり苦しいときは、誰かに聴いてもらいましょう。